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南アPMI、11月は50.0に上昇 価格低下も港湾危機が響く

配信日時:2023/12/05 18:07 配信元:REUTERS

[ヨハネスブルク 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した11月の南アフリカ購買担当者景気指数(PMI)は好不況の分かれ目となる50.0となった。

価格圧力は低下したが、港湾危機で供給網が混乱した。

10月の48.9から上昇した。

投入価格と産出価格の上昇率は、ともに2020年12月以降で最低。これを受けて、生産と新規受注の減少ペースが鈍化した。

ただ、港湾危機に伴う供給網の混乱は11月も続き、多くの企業で資材の入荷待ちが長期化している。

国営鉄道・港湾会社トランスネットは、長年の過少投資に伴う設備不足やメンテナンスの遅れにより、国内で適切な鉄道貨物・港湾サービスの提供が難しくなっている。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのシニアエコノミスト、デービッド・オーウェン氏は「(南アの都市)ダーバンの港湾危機が下振れリスクとなっている。数万のコンテナが陸揚げを待っており、大幅な遅れが生じている」と指摘。

「改善が見られない場合、この危機が今後数カ月、民間セクターの成長の足かせとなる可能性がある」と述べた。

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