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GMクルーズの事故、加州当局が報告義務違反で罰金や制裁の可能性

配信日時:2023/12/05 08:04 配信元:REUTERS

Hyunjoo Jin David Shepardson

[4日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下の無人タクシー事業を展開する企業が、10月に起きた事故について速やかに詳細な報告を行わなかったとして、カリフォルニア州当局が罰金や制裁措置を科す可能性があると明らかにした。

GM傘下企業が「クルーズ」のブランドで走らせていた無人タクシーの車両は10月2日、別の自動車にひき逃げされた歩行者を避けきれず、接触したとされる。

この事故を巡り、傘下企業は全ての無人タクシーの営業を停止し、安全審査を強化。同企業のカイル・ボグト最高経営責任者(CEO)は辞任した。

こうした中でカリフォルニア州公共事業委員会(CPUC)は1日、GM側に対して、事故の重大性などの説明や、当局とのやり取りに関するコメントが不適切だった問題を調べるために、来年2月6日に開く公聴会に出席するよう命じた。

CPUCは規則違反行為について1日当たり最大で10万ドルの罰金を科し、事業許可の一時停止や取り消しなどの制裁を発動する権限を有している。

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