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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.690%で推移

配信日時:2023/12/04 15:58 配信元:MINKABU
 4日の債券市場で、先物中心限月12月限は3営業日ぶりに反発。前週末の米長期債相場が上昇(金利は低下)し、この流れを引き継ぐかたちで国内債も買いが優勢となった。  米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が1日に「利上げが行き過ぎ必要以上に景気を減速させるリスクと、インフレ抑制のために十分な利上げを実施しないリスクはより均衡している」と述べ、政策運営を慎重に進める姿勢を示したことで、同日の米債券市場では利上げ局面の終了が意識された。加えて、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した11月の米製造業景況感指数が市場予想を下回ったことによる米景気の減速懸念もあり、米長期金利は4.19%と9月上旬以来の水準に低下した。これを受けた東京市場で債券先物は寄り付き直後に一時146円88銭まで上伸したが、財務省があす5日に10年債入札を予定しているとあって追随買いは広がらず。また、日銀が午前10時過ぎに通知した国債買いオペで、「残存期間10年超25年以下」の購入額が1500億円(前回は2000億円)に減額されたことも重荷となった。午後は日銀オペの結果が総じて無難だったことを手掛かりに改めて買いが入ったものの、持ち高を積極的に積み増す動きは限定的だった。  先物12月限の終値は、前週末比24銭高の146円53銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、一時0.655%まで低下したが、午後3時時点では前週末比0.010%低下の0.690%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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