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米個人消費、10月は小幅増 価格指数前年比は21年以来の低い伸び

配信日時:2023/11/30 23:35 配信元:REUTERS

[30日 ロイター] - 米商務省が30日に発表した10月の個人消費支出(PCE)は緩やかに増加したほか、PCE価格指数の前年同月比の伸びは2021年以降で最小となった。需要の冷え込みを示唆し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを終了したとの見方が一段と強まる可能性がある。

10月のPCEは0.2%増と市場予想に一致。9月は0.7%増だった。

10月のPCE価格指数は前月比横ばい。9月は0.4%上昇していた。前年同月比では3.0%上昇と21年3月以来の低水準。9月は3.4%上昇だった。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は0.2%上昇。9月は0.3%上昇していた。エコノミストによると、インフレ率をFRB目標の2%に戻すには前月比0.2%上昇を維持する必要がある。

コアPCE価格指数の前年同月比は3.5%上昇。9月は3.7%上昇だった。

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