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午後:債券サマリー 先物は反落、2年債入札結果は弱め
配信日時:2023/11/30 15:52
配信元:MINKABU
30日の債券市場で、先物中心限月12月限は4営業日ぶりに反落。米債券高を手掛かりに買いが先行したものの、この日に実施された2年債入札が弱めの結果となったことを受けて下げに転じた。
米連邦準備理事会(FRB)が29日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で「米経済活動はここ数週間に減速した」と指摘したことや、クリーブランド連銀のメスター総裁が追加利上げは不要との考えを示唆したことなどから、同日の米債券市場ではFRBによる利上げ終了や来年の利下げ観測が一段と強まった。米長期金利は4.25%と9月中旬以来の水準に低下し、この流れが東京市場に波及。月末を迎えた国内では機関投資家から保有する債券のデュレーション(元利金の平均回収期間)を延ばす目的の買いが入るとの思惑もあり、債券先物は午前9時30分過ぎに147円16銭まで上伸する場面があった。ただ、今週に入って堅調な展開が続いていたことから利益確定の売りが出やすく、買い一巡後は伸び悩み。午後に2年債入札の結果が明らかになるとマイナス圏に沈み、需給の緩みが意識されるかたちで一時146円32銭まで軟化した。なお、入札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭2厘と前回(10月30日)の1銭7厘から縮小した半面、応札倍率は2.91倍と前回の3.04倍を下回り、市場では日銀の政策修正に対する警戒感が根強いことが浮き彫りになったとの見方が出ていた。
先物12月限の終値は、前日比16銭安の146円46銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午前に一時0.635%と9月8日以来の水準をつける場面があったものの、その後は低下幅が縮小。午後3時時点では前日比0.005%低下の0.670%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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