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米外為市場サマリー:一時147円90銭台に上昇するもドル買い続かず

配信日時:2023/11/30 07:58 配信元:MINKABU
 29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円24銭前後と前日に比べて25銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円52銭前後と同60銭程度のユーロ安・円高だった。  米商務省が29日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP)改定値が前期比年率5.2%と、速報値の4.9%増から上方修正されたことを手掛かりに、ドル円相場は一時147円91銭まで上伸した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が注目するインフレ指標であるコア個人消費支出(PCE)価格指数が前期比年率2.3%上昇と速報値の2.4%上昇から下方修正されたことでドル買いは続かず。FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米経済活動はここ数週間に減速したと指摘されたことも重荷となった。前日のウォラーFRB理事に続き、この日はクリーブランド連銀のメスター総裁が追加利上げは不要との考えを示唆したこともドル売り・円買いにつながり、147円08銭まで下押す場面があった。一方、同日に発表されたドイツやスペインの11月の消費者物価指数(CPI)がインフレの鈍化基調を示す内容だったことで、ユーロは対ドルや対円で売られた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0969ドル前後と前日に比べて0.0025ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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