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香港の銀行間取引金利が23年ぶり高水準、資本流出で

配信日時:2023/11/28 15:20 配信元:REUTERS

[シンガポール 28日 ロイター] - 香港銀行間取引金利(HIBOR)の指標1カ月物金利が28日、5.6ベーシスポイント(bp)上昇し、23年ぶりの高水準となる5.59012%を付けた。香港からの資本流出が原因とみられる。

2カ月物、3カ月物、6カ月物も23年ぶりの水準に上昇した。

香港ドルは米ドルとのペッグ制を採用しており、香港の金利は米国の金利に連動する傾向がある。

しかし、香港の金利は過去2週間、米金利がピークに達したとの見方が強まっているにもかかわらず上昇している。香港と中国の株式市場は世界的な株高に取り残されおり、資本が流出している可能性がある。

香港の銀行システムの流動性を示す決済性預金残高が低下していることも金利上昇を招いている。同残高は450億香港ドルと、2008年以来の低水準に近い。

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