みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は小反発、長期金利0.770%で横ばい

配信日時:2023/11/27 15:47 配信元:MINKABU
 27日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反発。ただ、前週末の欧米市場で長期金利が上昇したことや、国内債券需給の悪化懸念が重荷となり、総じて軟調な展開だった。  ドイツIfo経済研究所が24日に発表した11月の独企業景況感指数が3カ月連続で改善したことなどを背景に、欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ観測が後退している。同日にはドイツやフランスの10年債利回りが上昇し、この流れが米長期金利に波及するとともに国内債にも売りを促した。欧米債券安を受けた売りは朝方で一巡したが、日銀が22日の国債買いオペで「残存期間5年超10年以下」と「同25年超」の購入額を減らしたことが依然として尾を引いている様子。市場では29日に予定される定例オペで再び減額される可能性を意識する向きが多く、午前には債券先物が145円53銭まで下押す場面があった。午後は日経平均株価が下げに転じたことが債券の支えとなったものの、あす28日に財務省が実施する40年債入札を控えて積極的には動きにくいとあって上値は重かった。  先物12月限の終値は、前週末比4銭高の145円70銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末と同じ0.770%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ