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午前の日経平均は反落、高値警戒の利益確定売りが優勢
配信日時:2023/11/27 12:09
配信元:REUTERS
Noriyuki Hirata
[東京 27日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比145円82銭安の3万3479円71銭と反落した。米利上げ終了の思惑が支えになって買いが先行した一方、高値警戒感から利益確定売りが強まった。 日経平均は84円高で寄り付いた後も上値を伸ばし、一時185円高の3万3811円41銭に上昇した。米利上げ終了の思惑に基づく先高観が引き続き相場を支援した。日本株は循環物色になりながら上昇してきており、押し目買い意欲の強さも意識されるという。 一方、買い一巡後は、マイナスに転じた。終値ベースのバブル後高値を上回り、ザラバの高値に接近する中、利益確定売りが優勢となった。断続的な先物の売りが観測された。市場では「米金利は上昇したが、ブラックフライデーはマイナスでなく、米消費は底堅い印象。さすがに売り物をこなさないといけない水準だが、下がったとはいえ引き続き高値圏にあり、今のところ心配の必要はなさそうだ」(証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長)との見方が聞かれた。 TOPIXは0.39%安の2381.63ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆6260億3900万円だった。東証33業種では、値上がりは海運や鉄鋼、その他金融など11業種で、値下がりは非鉄金属や電気・ガス、輸送用機器など22業種だった。
東京海上HLDGや住友金属鉱山は軟調。東京電力HLDGはさえない。一方、商船三井や三菱UFJ FGは堅調。ファナックはしっかりだった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが589銘柄(35%)、値下がりは1001銘柄(60%)、変わらずは69銘柄(4%)だった。
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