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午後:債券サマリー 先物は大幅続落、長期金利は一時0.775%まで上昇

配信日時:2023/11/24 15:20 配信元:MINKABU
 24日の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅続落した。時間外取引で米長期金利に上昇圧力(債券価格に下落圧力)が掛かるなか、円債市場では買い持ち高を圧縮する目的の売りが優勢となった。  22日に日銀が定例の国債買い入れオペのオファー額を減額したのを機に、債券需給への悪影響を懸念した売りが祝日の休場明けとなる24日も続いた。23日の欧州の債券市場でドイツやイギリスの長期金利が大幅に上昇した流れも影響した。  この日、財務省が実施した流動性供給入札(対象:残存期間5年 超15.5年以下)は、最大落札利回り格差がプラス0.033%、平均落札利回り格差がプラス0.031%。応札倍率は4.38倍となり、前回(10月19日)の3.58倍を上回った。強めの結果と受け止められたが、買い向かう姿勢は限られ、海外金利の上昇を見越した売りが膨らんだ。  総務省が24日発表した10月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比2.9%上昇となった。伸び率は9月(2.8%)から拡大したものの、市場予想(3.0%)を下回る結果となった。円債相場への反応は限られた。  先物12月限は前営業日比40銭安の145円66銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.045%高い0.770%で推移。一時0.775%まで上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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