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スウェーデン中銀が政策金利据え置き、利上げ終了観測広がる

配信日時:2023/11/24 07:22 配信元:REUTERS

[ストックホルム 23日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は23日の会合で、政策金利を4.00%に据え置くことを決めた。

中銀は、これまで8回連続の利上げにより、一時10%超まで高まった物価上昇率は落ち着く方向にあり、経済と労働市場は減速しつつあると指摘。一方でまだ物価上昇率は高過ぎるし、物価情勢の見通しが悪化すれば追加利上げに動く用意があると説明した。

ただ市場関係者の間では、政策金利はピークアウトしたとの観測が広がっている。スウェドバンクは追加利上げを見込んでいないとしている。

中銀は、政策金利が来年から2025年にかけて現状、もしくはより高い水準で推移するとの見通しを示しているが、多くのアナリストの見立てでは、次の一手は利下げだ。

背景にはスウェーデン経済が今年と来年、縮小すると予想される上に、従来の利上げの影響はなお完全に顕現化していないという状況がある。

キャピタル・エコノミクスのチーフ欧州エコノミスト、アンドルー・ケニンガム氏は「われわれは来年5月に最初の利下げを予想している。これは中銀の想定よりずっと早い」と語った。

中銀の次回会合は来年2月1日に予定されている。

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