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ゴールドマン、米利回り曲線スティープ化予想 財政支出拡大で

配信日時:2023/11/22 09:46 配信元:REUTERS

Lananh Nguyen Davide Barbuscia

[ニューヨーク 21日 ロイター] - ゴールドマン・サックス幹部は、米財政支出の拡大により、米国債の利回り曲線が長期的にスティープ化するとの見方を示した。

グローバルバンキング・マーケット部門共同責任者のアショク・バラダン氏は、同社のポッドキャストで「財政支出は衰えていない」とし、雇用水準が高い局面で「これほど支出するのは奇妙だ」と指摘。「財政規律が早期に回復するとは思えず、長期金利が大きく低下するとは考えにくい」と語った。

その上で、利回り曲線のスティープ化を予想し、短期ゾーンで金利が正常化し、低下する一方、長期ゾーンではさほど低下しないと見込んだ。

ゴールドマンのアナリストは21日のリポートで、債券利回りがピークに達した可能性が高いとの見方を示した。来年に予想される金融緩和を前に、高利回りによって債券の魅力が高まったとも指摘した。

「当社のエコノミストは大半の中央銀行が来年、緩やかながらも利下げを開始するとみている」とし、現在MMF(マネー・マーケット・ファンド)に預けられている資金が8兆ドルに上る中、利下げによって債券や株式により多くのキャッシュが振り向けられると予想した。

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