みんかぶニュース 為替・FX

米外為市場サマリー:一時149円20銭と2週間ぶりの水準に軟化

配信日時:2023/11/20 08:02 配信元:MINKABU
 17日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円63銭前後と前日に比べ1円10銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=163円27銭前後と同30銭程度のユーロ安・円高だった。  14日に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)などの物価指標がインフレ鈍化を示し、米長期金利が低下傾向にあるなか、日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが優勢だった。サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が講演で「米連邦準備理事会(FRB)の金融政策は待つという大胆さが必要」と述べ、追加利上げに慎重な姿勢をみせたこともドルの重荷となり、ドル円相場は一時149円20銭と2週間ぶりのドル安・円高水準をつけた。その後は10月の米住宅着工件数が市場予想を上回ったことを手掛かりに下げ渋る動きとなったが、積み上がったドル買い・円売りのポジションを解消する動きなどから戻りは限定的。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーでドイツ連邦銀行(中央銀行)のナーゲル総裁が講演で「ECBが近い将来に利下げすることはない」と早期利下げ観測を牽制し、これを背景としたユーロ買い・ドル売りが対円でのドル売りにつながった面もあった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0915ドル前後と前日に比べて0.0060ドル強のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ