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午後:債券サマリー 先物は反発、5年債入札結果は順調

配信日時:2023/11/14 15:38 配信元:MINKABU
 14日の債券市場で、先物中心限月12月限は3営業日ぶりに反発。この日に財務省が実施した5年債入札が順調な結果となったことを受け、午後に入って上げ幅が拡大した。  入札結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭と前回(10月11日)の2銭から縮小し、応札倍率は4.17倍と前回の4.06倍を上回った。市場では中期債の需給の引き締まりが意識されるとともに、長期債にも買いが波及。現物債市場で幅広い年限の利回りが低下した一方、債券先物は一時144円67銭まで上伸した。日本時間今晩には米インフレ動向の行方を占う意味で重要な指標である10月の米消費者物価指数(CPI)が発表される予定だが、市場では前月比の上昇率が0.1%と9月の0.4%を下回ると予想されており、米長期金利の低下を見込んだ買いも一部であったようだ。  先物12月限の終値は、前日比24銭高の144円62銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%低下の0.850%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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