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来週の株式相場に向けて=「裁定買い残」と外国人動向に関心
配信日時:2023/11/10 18:08
配信元:MINKABU
11月第2週の日経平均株価は、前週末に比べ618円(1.9%)高と2週連続での上昇となった。週初の6日には一時3万2766円まで値を上げた。株式市場は米長期金利動向に注目しており、11月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表や3日の米10月雇用統計を受け米国に利上げ打ち止め観測が強まり、金利低下機運が高まったことを好感した。この動きは米ナスダック指数が9連騰したことが象徴している。
9日はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長によるタカ派発言が警戒されたが、「来年の利下げ期待が膨らむなど、前のめりとなっている市場を牽制したかったのでは」(アナリスト)とみる声は少なくない。いずれにせよ、市場では来週14日に発表される米10月消費者物価指数(CPI)の結果を注視している。CPIの低下が顕著となれば、市場には年末ラリーに向けた期待が膨らむことが予想される。
その場合、焦点は金利低下がポジティブ評価されるハイテク株となりそうだ。市場関係者からは「スマートフォンやパソコンなどの販売にも改善観測が出ている」との声があり、東京エレクトロン<8035.T>など半導体関連に加えて、村田製作所<6981.T>やTDK<6762.T>といった電子部品株の上昇に注目する見方も出ている。
また、米株高は投資家の買い余力の拡大となり、日本株買いにつながる展開も期待される。とりわけ注目されているのが裁定買い残の動向だ。9月15日時点で1兆5000億円台だった裁定買い残は10月27日に3984億円まで大幅に減少した。海外ヘッジファンドなど短期筋による、現物売りが影響しているともみられている。しかし、今後は米長期金利低下とともに再び「先物売り・現物買い」を膨らませる可能性が指摘されている。そうなれば海外短期筋の買いが、相場を押し上げる展開も期待できそうだ。
スケジュール面では上記以外では、海外では15日に米10月小売売上高、同生産者物価指数(PPI)、16日に同鉱工業生産が発表される。17日に米連邦政府つなぎ予算の期限を迎える。16日に米アプライド・マテリアルズ<AMAT>が決算発表を行う。
国内では13日に鹿島<1812.T>、日本郵政<6178.T>、14日に三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、第一生命ホールディングス<8750.T>が決算発表を行い国内企業の決算発表シーズンは、ほぼ一巡する。15日に7~9月期国内総生産(GDP)、10月訪日外客数、16日に10月貿易統計が発表される。17日に東京海上ホールディングス<8766.T>など大手損保の決算発表が予定されている。16日にJapan Eyewear Holdings<5889.T>が東証スタンダード市場に新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは3万2000~3万2800円前後。(岡里英幸)
出所:MINKABU PRESS
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