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午前:債券サマリー 先物は続伸、米長期金利の低下が追い風

配信日時:2023/11/09 11:45 配信元:MINKABU
 9日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸。米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ観測後退などを背景に、前日の米長期債相場が上昇(金利は低下)したことが追い風となった。  このところ米景気の減速を示す経済指標の発表が相次ぎ、FRBが金融引き締めを続けるとの見方が後退していることが米長期金利の低下につながっているもよう。この流れが東京市場にも波及し、債券先物は一時144円89銭まで上伸した。きょう財務省が実施する30年債入札への警戒感から144円74銭まで伸び悩む場面もあったが、一部で「補正編成に伴う国債発行計画の修正で、市中向けのカレンダーベース発行額を年度当初の190.3兆円に据え置くことが新たに分かった」と報じられ、国債増発が回避される公算が大きくなったことが支えとなった。  午前11時の先物12月限の終値は、前日比12銭高の144円79銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、一時0.830%に低下したあと0.835%(前日比0.015%の低下)で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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