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午後:債券サマリー 先物は大幅反発、長期金利は0.845%に急低下

配信日時:2023/11/08 15:20 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で先物中心限月12月限は大幅反発した。前日の欧米債相場が上昇(金利が低下)した流れが波及した。  米財務省が実施した3年物の国債入札は無難な結果となった。欧州ではドイツの9月鉱工業生産指数が予想以上に低下した。世界景気の先行き懸念が債券買いを誘い、金利に低下圧力を掛けた。  翌日に日本国内では30年債入札を控えており、先回りして超長期債に買いが入ったようだ。日銀の植田和男総裁は8日の衆院財務金融委員会で、物価と賃金の循環について「まだ少し弱く、現在の緩和政策を維持している」と発言した。物価動向は2%目標までまだ距離があるとの認識も示し、金融政策の正常化に向けた期待を後退させる内容と受け止められた。  先物12月限は前営業日比33銭高の144円67銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.030%低下の0.845%をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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