米外為市場サマリー：一時１５０円６０銭台に上伸するも伸び悩む

　７日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１５０円３７銭前後と前日に比べ３０銭程度のドル高・円安。ユーロは１ユーロ＝１６０円９０銭前後と同６銭程度のユーロ高・円安だった。 　米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁がブルームバーグＴＶとのインタビューで、「インフレを目標の２％に回帰させるために米連邦準備理事会（ＦＲＢ）による更なる取り組みが必要となる可能性がある」との認識を示したことなどからドル買い・円売りが流入。前週末にドル安が進んだ反動から買い戻しが入りやすい面もあり、ドル円相場は一時１５０円６９銭まで上伸した。ただ、このところインフレ鈍化の兆しを示す米経済指標が相次ぎ、米金融引き締めが長期化するとの見方が後退していることから一段と上値を追う勢いには乏しかった。米長期金利が低下したことも重荷となり、ドル買い一巡後は１５０円３０銭台まで伸び悩んだ。 　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０７００ドル前後と前日に比べて０．００２０ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所：MINKABU PRESS

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