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午前:債券サマリー 先物は反落、米金利の上昇が影響

配信日時:2023/11/07 11:42 配信元:MINKABU
 7日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。前日の米長期債相場が4営業日ぶりに反落(金利は上昇)したことが国内債に影響した。  米長期金利の上昇は、3日に発表された10月の米雇用統計などを受けて米金利が大幅に低下していた反動に加え、週内に複数の米国債入札を控えて需給悪化が懸念されたことが背景で、この流れが東京市場に波及。債券先物は寄り付き直後に一時144円22銭まで軟化した。ただ、厚生労働省が朝方発表した9月の毎月勤労統計調査で、1人当たりの賃金が物価を考慮した実質で前年同月比2.4%減となったことから日銀の政策修正観測がやや後退し、債券先物は売り一巡後に下げ渋った。なお、きょうは財務省が10年物価連動国債の入札を実施する。  午前11時の先物12月限の終値は、前日比14銭安の144円28銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、一時0.890%に上昇したあと0.875%(前日比0.005%上昇)で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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