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午前:債券サマリー 先物は反発、米金利低下が支援材料

配信日時:2023/11/02 11:50 配信元:MINKABU
 2日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。米国の追加利上げ観測が後退するなか、前日の米長期債相場が3営業日ぶりに反発(金利は低下)した流れを引き継いだ。  1日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)で大方の予想通り政策金利の据え置きが決まり、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は会合の記者会見で「これまでの進展を考慮し、FOMCは慎重に進めるべき」などと発言したことから追加利上げ観測が後退。また、同日に発表された米10月ADP雇用統計や米10月ISM製造業景況感指数が弱い内容だったことや、米財務省が発表した四半期定例入札の規模が市場予想ほど増加しなかったことも米金利低下につながった。これを手掛かりに債券先物は一時144円07銭まで上伸し、その後は財務省が実施する10年債入札の結果を見極めたいとして買いの勢いが鈍った。  午前11時の先物12月限の終値は、前日比35銭高の144円03銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.040%低下の0.915%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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