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午前:債券サマリー 先物は大幅続落、日銀政策正常化の思惑続き長期金利0.970%に上昇

配信日時:2023/11/01 11:17 配信元:MINKABU
 1日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅続落した。前日の米国市場で長期債相場が下落(金利が上昇)したことが重荷となった。長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正に踏み切った日銀は今後、金融政策の正常化に向かうとの見方がくすぶるなか、1日はもともと定例の国債買い入れオペの予定はなかったが、臨時の買い入れオペの通告もなく、債券の需給緩和を見越した売りを促したようだ。  米国市場では長期金利の指標となる新発10年債利回りが上昇した。米財務省による四半期定例入札の発表を控えるなか、債券発行増に伴う需給悪化シナリオが意識された。  日銀は31日まで開いた金融政策決定会合後に公表した声明で、連続指し値オペに関し、毎営業日実施の文言を削除した。1日はここまで実際に、利回り1.0%の連続指し値オペは通告されていない。円債市場で先物は売り持ち高を解消する目的の買いが先行したものの、臨時の国債買い入れオペの通告もなく、朝高後は下げに沈む展開となった。  先物12月限は前営業日比25銭安の143円50銭で午前の取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.020%上昇の0.970%をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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