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午後:債券サマリー 先物は続落、日銀はYCCを再修正

配信日時:2023/10/31 15:59 配信元:MINKABU
 31日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。日銀は金融政策決定会合で、YCCにおける長期金利の上限のメドを1%に引き上げる柔軟化措置を決めた。  債券先物は寄り付き直後に143円57銭まで軟化し、現物債市場では10年債利回りが0.955%と約10年ぶりの高水準をつける場面があった。日本経済新聞電子版が日本時間30日夜、「日銀は31日に開く金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を議論する。現在1%としている長期金利の事実上の上限を柔軟にし、一定程度1%を超える金利上昇を容認する案が有力」と報じたことで国内金利の先高観が強まった。先物は日銀会合の結果発表後に一時144円24銭まで値を戻したものの、その後は再び軟化。長期金利の事実上の上限だった1%を「メド」としたことで、市場では日銀が1%を一定程度超えることを容認したと受け止められたようだ。  先物12月限の終値は前日比49銭安の143円75銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.060%上昇の0.950%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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