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米外為市場サマリー:地政学リスクの高まりなどから一時149円40銭台まで軟化

配信日時:2023/10/30 08:11 配信元:MINKABU
 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円66銭前後と前日に比べ75銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=158円13銭前後と同70銭強のユーロ安・円高だった。  この日に米商務省が発表した9月の個人消費支出(PCE)物価指数は、エネルギーと食品を除くコア指数が前年同月比3.7%上昇と市場予想と同じで、8月の3.8%上昇から伸びが鈍化した。米国のインフレが沈静化する方向にあることが示されたことから米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが先行。また、10月30~31日に開かれる日銀金融政策決定会合、10月31日~11月1日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、これまで積み上がったドルの買い持ちを縮小する動きなどもあったようだ。イスラエル軍の報道官がパレスチナ自治区ガザへの地上作戦を「今夜、拡大する」ことを表明すると、中東情勢が一段と悪化するとの警戒感が高まり、ドル円相場は一時149円46銭まで軟化した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0565ドル前後と前日に比べて0.0002ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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