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午前:債券サマリー 先物は反落、日銀政策修正の観測で 新発10年債は取引未成立

配信日時:2023/10/23 11:21 配信元:MINKABU
 週明け23日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落した。日銀の政策修正観測が広がるなかで、前週末の米国市場で長期債価格が上昇(長期金利は低下)したにもかかわらず、売りが優勢の展開だった。  日本経済新聞電子版が21日、「日銀で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)の再修正論が浮上している」と報じた。現行の1%という事実上の上限に長期金利が迫るなか、上限を引き上げたり、運用上の位置づけを変えたりする可能性があるという。長期金利の上昇(長期債の価格下落)幅が一段と広がるとの思惑が広がり、先物の売りを促した。  日銀は23日午前、「残存期間1年超3年以下」(オファー額4250億円)と「同3年超5年以下」(同4500億円)、「同5年超10年以下」(同6750億円)、「同10年超25年以下」(同2000億円)を対象とする定例の国債買い入れオペを通告した。オファー額はいずれも前回と同額となり、相場の下支え要因となった。  先物12月限は前営業日比11銭安の144円53銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債は取引がまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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