みんかぶニュース 為替・FX

米外為市場サマリー:一時149円90銭台に上伸するもドル買い続かず

配信日時:2023/10/20 07:56 配信元:MINKABU
 19日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円80銭前後と前日に比べ10銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=158円52銭前後と同55銭程度のユーロ高・円安だった。  この日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が19万8000件と市場予想(21万2000件程度)を下回り、労働市場の強さが示されたことで米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方からドル買い・円売りが先行。FRBのパウエル議長が講演で「米経済の力強さと労働市場の引き締まりを踏まえると、FRBの一段の利上げが正当化される可能性がある」と述べたことが伝わると、ドル円相場は一時149円96銭まで上伸した。ただ、同議長は「一段の利上げの必要性を巡る検証を慎重に進めている」とも話し、10月31日~11月1日に開かれる次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利の据え置きを示唆したことからドル買いは続かず。節目の150円に近付くと日本の通貨当局による円買い介入への警戒感が高まりやすいこともあり、149円68銭まで下押す場面があった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0582ドル前後と前日に比べて0.0045ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ