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午後:債券サマリー 先物は反落、20年債入札結果は低調

配信日時:2023/10/17 15:38 配信元:MINKABU
 17日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。前日に米市場で債券が売られた流れを引き継いで始まり、午後は20年債入札の低調な結果を受けて一段安となった。  イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突は続いているものの、16日の米市場ではいったん過度な警戒感が和らぎ、米長期金利が上昇したことが国内債に影響。この日の日経平均株価が反発するなど投資家心理が上向くなか、安全資産とされる債券は売りが出やすかった。午後に入って財務省が実施した20年債入札の結果が明らかになると、債券先物は下げ幅を広げ一時145円14銭まで軟化。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が53銭と前回(9月14日)の7銭から拡大し、応札倍率が2.97倍と前回の3.94倍を下回ったことが嫌気された。日銀による早期の政策修正思惑が依然としてくすぶっていることから需要が乏しかったようだ。  先物12月限の終値は、前日比21銭安の145円26銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.030%上昇の0.780%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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