みんかぶニュース 為替・FX

米外為市場サマリー:強い米経済指標を受け149円80銭台に上昇

配信日時:2023/10/13 08:20 配信元:MINKABU
 12日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円81銭前後と前日に比べ65銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=157円72銭前後と同70銭弱のユーロ安・円高だった。  この日に米労働省が発表した9月の消費者物価指数(CPI)は、上昇率が前年同月比3.7%と市場予想(3.6%)を上回り、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は同4.1%と市場予想と同じで、インフレの根強さを示す内容だった。また、同省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は20万9000件と市場予想(21万件)を下回り、米労働市場の強さが再確認された。これを受けて米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測が改めて広がるとともに、米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが流入。米ボストン地区連銀のコリンズ総裁が講演で、9月のCPIが物価安定回復に向けた一様でない進展を浮き彫りにしたとし、インフレを2%に回帰させるために追加利上げが必要となる可能性があるという見解を示したこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時149円83銭まで上伸した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0528ドル前後と前日に比べて0.0090ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ