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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利は一時0.745%に低下
配信日時:2023/10/12 15:47
配信元:MINKABU
12日の債券市場で、先物中心限月12月限は5日続伸。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ休止観測などを背景に、前日の米市場で債券が買われた地合いを引き継いだ。
FRBのウォラー理事が11日に「市場金利の上昇がインフレ鎮静化につながる可能性があるため、FRBは金利の動向を見守る姿勢だ」と述べるなど、このところFRB高官が相次いで追加利上げに慎重な姿勢を示している。加えて、中東情勢の緊迫化で相対的に安全な資産とされる米国債が選好されやすいこともあり、同日には米長期金利が4.5%台に低下し、この流れが東京市場にも波及。日銀が朝方発表した9月の企業物価指数が前年同月比で2.0%上昇と8月の3.3%から低下し、9カ月連続で伸びが鈍化したことも支援材料となり、債券先物は寄り付き直後に一時145円58銭まで上伸した。ただ、今晩に発表される9月の米消費者物価指数(CPI)の結果によっては、米国の金融引き締め局面が長引くとの見方が改めて広がる可能性があり、一段と上値を追う勢いには乏しかった。なお、日銀の野口旭審議委員はこの日、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)政策に関して「インフレ期待が上昇し始める段階では、金融緩和継続のためにもある程度の柔軟化が必要になる」との見解を示したが、相場の反応は限定的だった。
先物12月限の終値は、前日比29銭高の145円53銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、一時0.745%(前日比0.025%低下)と9月28日以来の水準に低下し、その後は0.750%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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