後場の寄り付き概況

後場の日経平均は433円高でスタート、イビデンやソシオネクストなどが高い

配信日時:2023/10/12 13:09 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32370.40;+433.89TOPIX;2335.02;+27.18


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比433.89円高の32370.40円と、前引け(32323.28円)からやや上げ幅を拡大してスタート。ランチタイム中の日経225先物は32350円-32430円のレンジで強含みもみ合い。ドル・円は1ドル=149.20-30円と午前9時頃から10銭ほど円安・ドル高水準。アジア市況は上海総合指数がプラス圏で推移し0.7%ほど上昇している一方、香港ハンセン指数は上昇して始まった後も底堅い動きで1.9%ほど上昇している。後場の東京株式市場は前引けに比べやや買いが先行して始まった。ダウ平均先物が底堅い動きとなっているほか、香港ハンセン指数が大幅高、上海総合指数が堅調な推移となっていることなどが東京市場で安心感となっているもよう。
一方、日経平均は、32300円近辺に位置する25日移動平均線や32400円台の75日移動平均線が上値メドとして意識され、ここからの上値余地は短期的には大きくないとの見方があるようだ。また、米国で今晩、9月の米消費者物価指数(CPI)が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもある。

 セクターでは、電気機器、機械、輸送用機器が上昇率上位となっている一方、海運業、鉱業、陸運業が下落率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、イビデン<4062>、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>、安川電<6506>、SMC<6273>、レーザーテック<6920>、ルネサス<6723>、太陽誘電<6976>、SHIFT<3697>、日立<6501>が高い。一方、コスモス薬品<3349>、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>、INPEX<1605>、日本製鉄<5401>、NTT<9432>、東電力HD<9501>、ゆうちょ銀行<7182>が下落している。
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