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米外為市場サマリー:FOMC議事要旨を受け一時149円30銭台に上昇

配信日時:2023/10/12 07:54 配信元:MINKABU
 11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円17銭前後と前日に比べ45銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=158円41銭前後と同70銭弱のユーロ高・円安だった。  この日に米労働省が発表した9月の卸売物価指数(PPI)の上昇率が前年同月比2.2%と8月の2.0%から加速し、市場予想の1.6%を上回ったことを受けてドル買い・円売りが先行。米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事が「物価安定の回復には金融政策をさらに引き締める必要がおそらくあるのではないか」との見方を示したこともドル円相場を押し上げた。FRBが午後に公表した9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、参加者の過半数が年内にあと1回の利上げが適切になると判断していたことが分かると、FRBによる金融引き締めの長期化が改めて意識され一時149円33銭まで上伸する場面があった。一方、中東情勢の緊張などを背景に米長期金利が低下したことを手掛かりにユーロが対ドルで買われ、この流れが波及するかたちで対円でも上昇した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0620ドル前後と前日に比べて0.0015ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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