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米外為市場サマリー:地政学リスクの高まりから一時148円40銭台に軟化

配信日時:2023/10/10 08:06 配信元:MINKABU
 9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円51銭前後と前週末に比べ80銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=156円93銭前後と同1円10銭強のユーロ安・円高だった。  パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが7日、イスラエルへの大規模攻撃を開始したことを受けて地政学リスクが高まるなか、安全通貨とされる円を買う動きが強まった。また、この日に米ダラス地区連銀のローガン総裁が講演で「最近の米長期債利回りの上昇と金融情勢の引き締まりは急速ではあるが秩序だったものであり、米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げの必要性を低下させる可能性がある」と述べたほか、FRBのジェファーソン副議長が講演で「金融当局は必要となり得る追加的な政策引き締めの程度を見極めるうえで、慎重に進むことができる立場にある」と発言したことでFRBによる追加利上げ観測が後退したこともドルの重荷となり、ドル円相場は一時148円44銭まで軟化した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0567ドル前後と前週末に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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