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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利は0.795%に低下

配信日時:2023/10/06 15:23 配信元:MINKABU
 6日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸した。前日の米国市場で長期債相場が上昇(金利は低下)し、円債相場を支援した。一方、国内では前日の30年債入札が低調な結果となったこともあって、超長期債を中心に需給を警戒した売りが続き、相場全体の重荷となった。  米国市場では9月の雇用統計の公表を前に、ポジション調整が主体の展開となった。週間新規失業保険件数は小幅に増加したものの市場予想を下回った。米債市場の反応は限定的。米自動車メーカー大手のストライキの長期化によるレイオフ(一時解雇)の拡大が懸念されており、今後の労働市場の動向を見極めたいとの姿勢も強かった。  国内でも米雇用統計の結果待ちの展開となったが、5日の30年債入札の結果を受けた超長期債への売りが続き、長期債相場にも一時的に重荷となった。現物債の動きが先物の上値を圧迫した。  日銀は6日、5年物の共通担保資金供給オペ(全店・金利入札方式)を実施した。オファー額は1兆円。応札額は3兆4190億円で、応札倍率は3.42倍。平均落札レートは0.288%で、按分レートは0.250%、按分比率は5.0%だった。  先物12月限は前営業日比10銭高の144円77銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は、同0.005%低い0.795%で推移。一時、0.805%に上昇する場面があった。 出所:MINKABU PRESS

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