相場概況

大引け:大幅に3日続落、リスク回避の売り加速で800円安

配信日時:2023/10/04 15:39 配信元:FISCO
*15:39JST 大引け:大幅に3日続落、リスク回避の売り加速で800円安 4日の大引けの日経225先物は前営業日の終値比800円安の30400円と大幅に3日続落。
高値は30830円、安値は30400円で、上下レンジ430円。売買高はラージが7万6247枚、ミニが78万6082枚。一方、TOPIX先物は同65.0pt安の2209.5ptと大幅に5日続落。高値は2248.0pt、安値は2209.5ptで、上下レンジは38.5pt、売買高は8万5935枚。マザーズ先物は同31pt安の659ptと大幅に3日続落。出来高は6725枚。

4日の日経225先物は終日売り優勢で大幅に3日続落となった。3日の米株式市場でダウ平均は430.97ドル安、ナスダック総合指数は-1.86%と大幅に下落。8月JOLTS求人件数が予想に反して増加し、長期金利の急伸が売りを誘発した。また、つなぎ予算を成立させ政府機関の閉鎖回避にこぎつけたマッカーシー下院議長が解任されたことも先行き不透明感を強めた。米国株の急落を受けて日経225先物は前日比500円安の30700円と節目の31000円を大幅に割り込んでスタート。時間外取引の米10年債利回りが一段と上昇するなかリスク回避の売りが膨らんだ。日経225先物が連日で節目を割り込んだことで商品投資顧問(CTA)などのトレンドフォロー型ファンドの売りもさらに膨らんだと思われる。午後は日本銀行の上場投資信託(ETF)買い観測から下げ渋る場面もあったが、買い戻しは続かず再び軟化。香港株の下落や時間外取引の米株価指数先物の失速を背景に取引終盤には一段と売りが広がり、日経225先物は
30500円も割り込んでこの日の安値で取引を終えた。
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