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午後:債券サマリー 先物急落、米金利上昇を警戒 長期金利0.805%に急上昇
配信日時:2023/10/04 15:27
配信元:MINKABU
4日の債券市場で、先物中心限月12月限は急反落した。米国の金利上昇への警戒感が強く、今後の価格下落(金利の上昇)リスクを回避する目的の売りが膨らんだ。日銀の国債買い入れオペも円債相場の下値を支え切れず、後場に一段安となり、この日の安値で取引を終えた。
3日の米国市場で長期債価格は下落(金利は上昇)し、米長期金利は4.8%台に乗せた。米労働省が発表した8月の雇用動態調査(JOLTS)で、求人件数が市場予想を上回って増加した。堅調な指標を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め環境が長期化するとの見方が広がった。
米長期金利はその後、時間外取引で一段と上昇した。米議会下院で共和党のマッカーシー議長の解任動議が可決。米国史上初となる下院議長の解任動議可決により、暫定的な「つなぎ予算」の期限となる11月中旬以降の政府機関の閉鎖リスクや、米国債の格下げの可能性が意識された。
日銀は4日、「残存期間1年以下」と「同1年超3年以下」、「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」を対象とする国債買い入れオペを実施した。このうち「同5年超10年以下」は当初の予定にはなく、2日に日銀が急遽追加した。買い入れ結果は、超長期ゾーンの「同10年超25年以下」で需給の弱さが示された。海外金利の先高観が根強いなかにあって、下値を拾う投資家も少なく、後場に債券先物は下げ幅を拡大した。
先物12月限は前営業日比54銭安の144円42銭となり、安値引けとなった。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.045%高い0.805%に急上昇した。0.8%台に乗せるのは2013年8月以来となる。
出所:MINKABU PRESS
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