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三菱UFJなど銀行株が軒並み安、米金利上昇止まらず金融システムへの影響を警戒◇

配信日時:2023/10/04 13:04 配信元:MINKABU
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が軒並み安。東証の業種別指数の「銀行業」の下落率は3%を超え、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)を上回る下げとなった。  3日の米国市場で、米長期金利は4.8%台に乗せるなど上昇を続けた。これを受け4日の円債市場で長期金利は0.785%に上昇。日銀は2日に、当初は予定になかった「残存期間5年超10年以下」の国債買い入れオペを追加し、4日に実施したものの、債券相場の下落(金利の上昇)をとどめるには至っておらず、長期国債先物12月限は午後に下げ幅を拡大し、長期金利は上昇した。  金利上昇による利ザヤ改善期待で買われることの多かった銀行株だが、足もとの世界的な金利上昇のペースは速く、市場の一部には保有する債券価格の下落による含み損を懸念する向きもあるようだ。今年3月に、米銀のシリコンバレーバンク(SVB)が破綻したことも投資家の記憶には新しく、海外の金融システムへの影響を巡る警戒もあって、銀行株にも売り圧力が強まっている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS

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