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午前:債券サマリー 先物は大幅続落、長期金利は0.770%に上昇

配信日時:2023/09/29 11:20 配信元:MINKABU
 29日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅続落した。前日の米国市場で長期債相場は上昇(金利は低下)した一方、欧州では英国債価格が急落(金利は急上昇)した。国内では日銀による金融政策修正期待も根強く、来週10月3日に控える10年債入札への警戒感もあって、円債への売り圧力が強まった。  原油相場の上昇は一服したものの投資家のインフレ警戒を根強く、イギリスでは中央銀行の利上げ観測が強まった。米国では8月の米個人消費支出(PCE)物価指数の公表を控え様子見ムードが強まるなか、7年債入札はやや弱めの結果となった。  このところ欧州ではフランスやイタリアの財政赤字に対する懸念もあって、債券価格に低下圧力を掛けている。内外金利の先高観が強まるなか、日本の10年債入札での需要に対する不透明感も意識され、円債売りを促す要因となった。  先物12月限は前営業日比17銭安の144円94銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.015%高い0.770%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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