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午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利0.755%と10年ぶり高水準
配信日時:2023/09/28 16:02
配信元:MINKABU
28日の債券市場で、先物中心限月12月限は3日続落。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測を背景に、米長期金利が上昇基調を強めていることが投資家心理に影響した。
米長期金利は27日に一時4.64%と、2007年10月以来およそ16年ぶりの高水準をつけた。同日に発表された8月の米耐久財受注が前月比0.2%増となり、市場予想(0.5%減)に反して増加したことから米経済の底堅さを意識した様子。また、同日に米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁がCNBCの番組で「インフレ率を2%の目標に戻すのに十分なほど利上げを進めたと言うことはまだできない」と述べたことや、足もとの原油高がインフレ再燃につながると懸念されていることも米金利上昇につながった。米長期債相場の軟調地合いが東京市場に波及するかたちで国内債にも売りが先行し、その後も高止まりする時間外取引での米長期金利の動向を睨みながら冴えない展開が継続。今晩に予定される前週分の米新規失業保険申請件数や4~6月期の米実質国内総生産(GDP)確定値の発表、討論会に参加するパウエルFRB議長の発言を見極めたいとのムードもあるなか、債券先物は午後に一時145円09銭まで軟化した。なお、きょう財務省が実施した2年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭と前回(8月29日)の1銭7厘から縮小し、応札倍率は3.27倍と前回の3.21倍をやや上回った。
先物12月限の終値は18銭安の145円11銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.025%上昇の0.755%と13年9月以来およそ10年ぶりの高水準をつけた。
出所:MINKABU PRESS
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