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東京株式(大引け)=499円安、前場終盤に値を崩し3万2000円台割れ

配信日時:2023/09/28 15:46 配信元:MINKABU
 28日の東京株式市場は見送りムードの強い地合いとなり日経平均は大きく下値を試す展開に。3万2000円台を終値で下回った。  大引けの日経平均株価は前営業日比499円38銭安の3万1872円52銭と大幅反落。プライム市場の売買高概算は16億6147万株、売買代金概算は3兆9872億円。値上がり銘柄数は241、対して値下がり銘柄数は1539、変わらずは27銘柄だった。  きょうの東京市場は大きく売り優勢に傾いた。きょうは9月期末の配当権利落ち日にあたり224円あまりの下落圧力が働いたが、それを差し引いてもリスク回避ムードの強い地合いだった。日経平均は前引け間際に一気に下げ幅を広げ、後場寄りには700円近く下落する波乱含みの展開となった。前日の欧米株市場が総じて軟調で、米長期金利が約16年ぶりの高い水準をつけるなどハイテク系グロース株には向かい風の強い相場環境となり、東京市場でも市場センチメントが弱気に傾いた。後場後半は買い戻しや押し目買いで下げ渋ったものの、大引け間際に売りが出て戻りは限定的だった。値下がり銘柄数は1500を上回り、プライム上場銘柄の84%を占めた。なお、売買代金は4兆円近くに膨らんだ。  個別では、東京エレクトロン<8035.T>が安く、ソフトバンクグループ<9984.T>も軟調。トヨタ自動車<7203.T>も値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクが売られ、リクルートホールディングス<6098.T>、武田薬品工業<4502.T>なども下落した。日立製作所<6501.T>、ダイキン工業<6367.T>が下値を探った。大紀アルミニウム工業所<5702.T>が急落、FPG<7148.T>も大幅安。ディア・ライフ<3245.T>なども大きく水準を切り下げた。  半面、売買代金首位のレーザーテック<6920.T>が頑強、川崎汽船<9107.T>も商いを伴いしっかり。INPEX<1605.T>が上値を追い、JT<2914.T>も買いが優勢だった。三菱重工業<7011.T>が堅調、ディスコ<6146.T>、ソシオネクスト<6526.T>も強さを発揮した。このほか中外製薬<4519.T>が上昇した。システム情報<3677.T>が急騰、日東精工<5957.T>、ニイタカ<4465.T>、TOWA<6315.T>、乃村工藝社<9716.T>なども大幅高。 出所:MINKABU PRESS

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