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東京株式(大引け)=276円高、日銀緩和姿勢継続で切り返し局面に
配信日時:2023/09/25 15:42
配信元:MINKABU
25日の東京株式市場は終始買い優勢の展開となり、日経平均株価は5日ぶりに反発。一時上げ幅は300円を超える場面もあった。
大引けの日経平均株価は前営業日比276円21銭高の3万2678円62銭と5日ぶり反発。プライム市場の売買高概算は12億6935万株、売買代金概算は3兆1720億円。値上がり銘柄数は1374、対して値下がり銘柄数は412、変わらずは50銘柄だった。
きょうの東京市場は半導体など主力セクターをはじめ広範囲に買い戻される展開。前週末の米国株市場ではFRB高官のタカ派的発言を受け金融引き締めが長期化することへの警戒感が売りを誘発したが、米金利低下を背景にハイテク株には強い動きが目立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も高く、東京市場でもこの流れを引き継ぎ、同関連株中心に買いが入り全体相場を牽引した。前週末の日銀金融政策決定会合の結果が現状維持だったことや、植田日銀総裁の記者会見もマイナス金利解除など早期の政策修正に慎重な姿勢を示したことで、マーケット全般に安心感が広がった。外国為替市場で円安に振れたことも好感された。プライム市場の値上がり銘柄数は1370あまりで全体の約75%を占めている。業種別では33業種中25業種が高く、なかで医薬品の上げが目立った。
個別では、2000億円超の売買代金で群を抜いたレーザーテック<6920.T>が大幅続伸、アドバンテスト<6857.T>、ディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置関連が軒並み高。ソフトバンクグループ<9984.T>が上昇、第一三共<4568.T>は大幅高に買われた。ダブルスタンダード<3925.T>が急騰し値上がり率トップ、ピアラ<7044.T>、ソルクシーズ<4284.T>なども値を飛ばしている。エンプラス<6961.T>も物色人気を集めた。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクが下落し、川崎汽船<9107.T>、商船三井<9104.T>なども軟調。三菱重工業<7011.T>も売りに押された。オリエンタルランド<4661.T>も冴えない。アイ・アールジャパンホールディングス<6035.T>がストップ安となり、ダイレクトマーケティングミックス<7354.T>も急落。三菱製紙<3864.T>も大きく利食われた。
出所:MINKABU PRESS
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