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午前:債券サマリー 先物は反落、米長期金利の上昇が影響

配信日時:2023/09/21 11:43 配信元:MINKABU
 21日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、前日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが影響した。  注目されたFOMCで、米連邦準備理事会(FRB)は市場の予想通り政策金利の据え置きを決めたが、参加者の政策金利見通し(ドットチャート)では2023年末が中央値で5.6%と年内に0.25%の追加利上げを示唆する水準を維持。パウエルFRB議長はFOMC後の会見で「適切なら更に金利を引き上げる用意がある」などと述べ、米国の金融引き締めが長期化するとの見方が改めて強まった。東京市場の債券先物は一時145円28銭まで下押したあとは下げ渋ったが、日銀が22日まで開く金融政策決定会合を見極めたいとして戻りは鈍かった。なお、きょうは財務省による流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が実施される。  午前11時の先物12月限の終値は、前日比19銭安の145円38銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、一時0.745%と13年9月以来の高水準をつける場面があり、その後は前日比0.015%上昇の0.735%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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