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外為サマリー:円買い介入への警戒感から一時147円70銭近辺まで伸び悩む
配信日時:2023/09/20 10:18
配信元:MINKABU
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=147円75銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭程度のドル高・円安となっている。
19日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円86銭前後と前日に比べて25銭程度のドル高・円安で取引を終えた。原油高を背景としたインフレ再加速への警戒感から米長期金利が上昇するなか、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りで一時147円92銭まで上伸した。
ただ、この日の東京市場では午前8時00分過ぎに147円70銭近辺まで伸び悩む場面があった。イエレン米財務長官が日本の通貨当局による為替介入について「ボラティリティー(変動率)を滑らかにする目的なら理解できる」と述べたことが朝方に伝えられ、これを受けた神田真人財務官が「米国をはじめ海外当局とは、過度な変動は望ましくないとの認識を共有している」「行き過ぎた変動に対しては適切な対応をあらゆる手段を排除せずに取っていきたい」と発言したことで、円買い介入が警戒されたようだ。とはいえ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を今晩に控えて積極的には動きにくく、ドル円相場は底堅さを維持している。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0685ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=157円86銭前後と同2銭程度のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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