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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.715%に上昇

配信日時:2023/09/19 15:52 配信元:MINKABU
 19日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。米長期金利が高止まりしていることや、日銀の政策修正思惑などを背景に売り優勢の展開だった。  18日の米長期債相場は3営業日ぶりに反発(金利は低下)したものの、米長期金利は4.3%台を維持しているとあって国内債の支援材料には至らず。同日の米原油先物相場が一時1バレル=92ドル台前半と昨年11月以来の高値をつけたことで、高インフレによって米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方が多く、米金利の先高観が依然として根強い様子だった。また、日銀が早期にマイナス金利解除に動く可能性が意識されていることも影響した。その後は下げ渋る場面もみられたが、この日に実施された流動性供給入札(対象:残存期間1年超5年以下)の応札倍率が3.48倍(前回は4.36倍)にとどまったことが分かると再び売りが流入。19~20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や21~22日の日銀金融政策決定会合を控えて積極的な買いは入りにくく、債券先物は午後2時40分過ぎに一時145円48銭まで軟化した。  先物12月限の終値は、前週末15日に比べ20銭安の145円52銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、15日に比べ0.015%上昇の0.715%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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