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外為サマリー:一時147円70銭近辺まで上昇、市場解釈にギャップとの一部報道で

配信日時:2023/09/15 15:12 配信元:MINKABU
 15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=147円41銭前後と前日の午後5時時点に比べて15銭程度のドル高・円安となっている。  14日に発表された8月の米小売売上高や8月の米卸売物価指数(PPI)、前週分の米新規失業保険申請件数がいずれも強い内容だったことで米景気の底堅さが意識された。また、米原油先物相場が約10カ月ぶりに1バレル=90ドル台に乗せたことが米国のインフレ要因と受け止められたこともあり、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの見方を背景としたドル買いが入りやすかった。ドル円相場は仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)通過後に伸び悩む場面もあったが、午後2時ごろに一部で「日銀の植田和男総裁の発言を受け、市場でマイナス金利政策の解除など早期の政策正常化観測が強まるなか、日銀内では発言内容と市場の解釈とのギャップを指摘する声が出ている」と報じられたことをきっかけにドル買い・円売りが流入。これに反応するかたちで、一時147円70銭近辺まで上伸した。とはいえ、来週に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を控えた3連休前になることから積極的には持ち高を傾けにくく、上値を試す動きは続かなかった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0656ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0080ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=157円08銭前後と同1円00銭弱のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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