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午後:債券サマリー 先物は小幅続落、5年債入札結果は強め

配信日時:2023/09/12 15:39 配信元:MINKABU
 12日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続落。日銀の政策修正思惑が依然くすぶっているものの、この日に実施された5年債入札が強めの結果となったことが下支えとなった。  債券先物は前日に大幅安した反動から買いが先行したものの、寄り付きの145円64銭を高値に軟化。9日付の読売新聞のインタビューで、日銀の植田和男総裁が2%の物価目標の達成が可能と判断すればマイナス金利を解除する選択肢もあるとの考えを明らかにしたことが尾を引いているといった様子だった。ただ、午後に入ると5年債入札の結果を好感した買いが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(8月15日)の3銭から縮小し、応札倍率が4.41倍と前回の3.35倍を上回ったことで、市場では強めの結果と受け止める向きが多かった。とはいえ、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測を背景に、米長期金利が上昇基調にあることが重荷となり戻りは限定的だった。  先物12月限の終値は前日比3銭安の145円53銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.705%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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