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東京株式(大引け)=139円安、国内金利上昇を警戒し3日続落
配信日時:2023/09/11 15:50
配信元:MINKABU
11日の東京株式市場は、前週末の欧米株高を受け朝方は高く始まったものの、その後は売りに押され日経平均は下値を探る動きとなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比139円08銭安の3万2467円76銭と3日続落。プライム市場の売買高概算は12億9346万株、売買代金概算は3兆1365億円。値上がり銘柄数は822、対して値下がり銘柄数は944、変わらずは69銘柄だった。
きょうの東京市場は前週後半の地合いを引き継ぎ売り優勢となった。前週の米国株市場でNYダウが小幅ながら続伸したことを受け、前場取引開始前の時点で先物が高く、外国為替市場でも円安が進んでいたこともあって、朝方は買いが先行した。しかし、その後はすぐに売りに押される展開を強いられた。日銀の金融政策修正への思惑から10年債利回りが上昇、これを嫌気して半導体の主力株などに売りがかさんだ。為替も円高方向に押し戻され、投資家マインドを冷やす格好に。一方、銀行株がメガバンクをはじめ一斉高に買われたことでTOPIXは小幅ながらプラス圏で着地している。個別株も値上がりより値下がり銘柄数の方が多かったとはいえ、プライム市場全体の51%と約半分にとどまった。
個別では、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ディスコ<6146.T>など半導体製造装置関連の主力株が総じて売られたほか、キーエンス<6861.T>も大きく値を下げた。川崎汽船<9107.T>、三菱重工業<7011.T>も利食われた。三井不動産<8801.T>、三菱地所<8802.T>など不動産株への売りが優勢となっている。gumi<3903.T>はストップ安となった。HEROZ<4382.T>、ベステラ<1433.T>、ジャパンインベストメントアドバイザー<7172.T>も大幅安。クミアイ化学工業<4996.T>の下げも目立つ。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクが買われ、ソフトバンクグループ<9984.T>も高い。ソニーグループ<6758.T>がしっかり、日立製作所<6501.T>も堅調。フリービット<3843.T>、アイル<3854.T>がストップ高、JMDC<4483.T>も一時値幅制限いっぱいに買われた。アルトナー<2163.T>が急騰、池田泉州ホールディングス<8714.T>、富山第一銀行<7184.T>、山梨中央銀行<8360.T>など地銀株も高い。
出所:MINKABU PRESS
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