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午後:債券サマリー 先物は大幅反落、長期金利0.705%に上昇

配信日時:2023/09/11 15:46 配信元:MINKABU
 11日の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅に反落。日銀が早期に政策修正を実施する可能性が意識されるなか、寄り付きから売りがかさんだ。  売り材料視されたのは、読売新聞が9日に報じた植田和男日銀総裁のインタビュー。同総裁は、大規模な金融緩和策の柱である「マイナス金利政策」の解除を含め「いろいろなオプション(選択肢)がある」と語り、「マイナス金利の解除後も物価目標の達成が可能と判断すれば、(解除を)やる」と述べたことで、市場参加者の間に政策修正を巡る思惑が強まった。加えて、前週末の米長期債相場が反落(金利は上昇)し、この日の時間外取引で米長期金利が一段と上昇したことも国内債の重荷となったもよう。日銀は午後に国債や社債を担保に金融機関に資金を貸し出す「共通担保資金供給オペ」を14日に実施すると発表し、金利上昇を抑制する姿勢をみせたが、臨時の国債買いオペはなかったことから相場の反応は特にみられず、債券先物は145円50銭まで下押す場面があった。  先物12月限の終値は前週末比69銭安の145円56銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.055%上昇の0.705%と14年1月以来の高水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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