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午後:債券サマリー 先物は上昇、米債高波及 長期金利0.645%

配信日時:2023/09/08 15:36 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月12月限は上昇した。12月限の出来高が9月限を上回り、事実上の限月交代となった。先物9月限は続伸。前日の米国市場で長期債相場が上昇(金利は低下)した流れが波及した。日銀の定例の国債買い入れオペを無難に通過したことも円債相場の支えとなった。  ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が米通信社とのインタビューで、「政策は良い位置にあるが、引き続きデータ次第の姿勢が必要」との認識を示した。市場における米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測を弱め、債券買いを誘う要因となった。半面、米週間新規失業保険申請件数が市場予想を下回るなど、米国経済の底堅さを示唆する指標もあって、債券の上値を圧迫した。  日銀がこの日実施した4本の定例国債買い入れオペは、オファー額がいずれも据え置かれた。応札倍率は「残存期間3年超5年以下」と「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」で2倍を上回った。もっとも落札利回りの水準から債券を売り急ぐ姿勢はみられず、無難な結果との受け止めが広がった。  先物12月限は前営業日比19銭高の146円25銭で取引を終えた。9月限は同12銭高の146円96銭だった。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.010%低い0.645%で推移する。 出所:MINKABU PRESS

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