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午前:債券サマリー 先物は上昇、事実上の限月交代 長期金利は0.640%に低下
配信日時:2023/09/08 11:19
配信元:MINKABU
8日午前の債券市場で、先物は12月限、9月限ともに上昇した。12月限の出来高が9月限を上回り、事実上の限月交代となった。米国市場で長期債相場が上昇(金利が低下)したことが追い風となった。日銀が通告した国債買い入れオペで、オファー額が前回から据え置かれたことも需給面での安心感をもたらした。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が米国の金融政策に関し「政策は良い位置にあるが、引き続きデータ次第の姿勢が必要」との認識を示したと伝わった。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ長期化観測を和らげる方向に作用し、米債相場の支援材料となった。
日銀は8日午前、「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」を対象とする4本の定例国債買い入れオペを通告した。期先物へのロールオーバーに伴う売買の影響を受けるなかにあって、オファー額に変更はなく、円債相場の支えとなった。
先物12月限は前営業日比20銭高の146円26銭で午前の取引を終えた。9月限は同14銭高の146円98銭だった。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.015%低い0.640%に低下した。
出所:MINKABU PRESS
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