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米外為市場サマリー:米長期金利の低下を受け一時147円00銭台に軟化

配信日時:2023/09/08 07:58 配信元:MINKABU
 7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円30銭前後と前日に比べ35銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=157円56銭前後と同80銭強のユーロ安・円高だった。  この日の東京市場で一時147円87銭と昨年11月上旬以来となる水準をつけたことで、ニューヨーク市場では利益確定や持ち高調整を目的としたドル売り・円買いが入りやすかった。米労働省が発表した前週分の米新規失業保険申請件数が21万6000件(市場予想は23万4000件)となったほか、同省が公表した4~6月期の非農業部門単位労働生産性改定値が前期比3.5%上昇(市場予想は3.4%)と強い内容となったことを手掛かりに147円61銭まで持ち直す場面もあったが、米長期金利の低下が重荷となるかたちで147円05銭に軟化。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がインタビューで「米金融政策は良好な位置にあるものの、当局者は金利に関する決定でデータを分析する必要がある」との見解を示し、利上げ継続への過度な見方が後退したことが影響したようだ。一方、EU統計局が発表した4~6月期のユーロ圏実質域内総生産(GDP)改定値が速報値から下方修正されたことを受け、ユーロの売りが目立った。    ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0696ドル前後と前日に比べて0.0030ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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