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午後:債券サマリー 先物は小反落、長期金利0.655%に上昇
配信日時:2023/09/07 15:35
配信元:MINKABU
7日の債券市場で、先物中心限月9月限は小反落。米債券安を受けた売りが一巡したあとは下げ渋る動きとなり、午後にはプラス圏に浮上する場面があった。
債券先物は朝方に146円73銭まで軟化する場面があった。6日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の非製造業景況感指数が54.5と市場予想(52.5)に反して前月から改善したことを受け、同日の米長期債相場が3日続落(金利は上昇)したことが影響。米原油先物相場が上昇基調にあるなか、高インフレを背景に米金融引き締めの長期化観測が一段と強まっていることが債券売りにつながった。ただ、中心限月の交代を控えてショートカバー(売り方の買い戻し)が入りやすいことから売り一巡後は下げ渋り。朝安後に切り返していた日経平均株価が再び下げに転じたことも安全資産とされる債券の下支えとなった。午後に明らかとなった30年債入札の結果は弱めと受け止める向きが多かったものの、大きな波乱なく通過したことで買いが入り、午後1時15分ごろには一時146円93銭まで上伸した。なお、30年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が28銭と前回(8月8日)の4銭から拡大し、応札倍率は3.46倍と前回の3.50倍をやや下回った。
先物9月限の終値は前日比3銭安の146円84銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.655%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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